アカ族について知ろう♪
<タイの山岳地帯に暮らす少数民族の”アジアンかわいい”を身にまとう>
タイ北部の山岳地帯に暮らすアカ族。
アカ族の女性たちは、鮮やかな刺繍で彩られた服を身にまとい、笑顔を絶やさずに日々働き民族の暮らしを支えています。
そんな彼女たちが心を込めて手作りした刺繍生地を使った”アジアンかわいい”鞄が届きました。カラフルな刺繍の色合いと、アート作品のような緻密で繊細な柄が、持てば心躍るような魅力に満ちた鞄です。
遠く離れた異国の地の山岳地帯に暮らす少数民族に想いを馳せて、エスニックな雰囲気とちょっとした旅気分が味わえる鞄を身に付ければ、毎日がちょっぴり刺激的でワクワクしたものになること間違いなしです!
<謎に満ちたアカ族の暮らしと歴史>
アカ族は、タイの少数民族として知られていますが、正確にはタイ、ミャンマー、ラオスにまたがる山岳地帯で栄えた民族です。
国境が引かれたことにより、互いに行き来し合うことが難しくなってしまいましたが、もともとは三国の間にある山間で助け合いながら暮らしていました。
アカ族の「アカ」という言葉には「川から離れる」という意味が含まれており、かつて川沿いで暮らしていた先祖が疫病にかかり苦しんだことから、川から遠く離れた山岳地帯の急斜面で暮らすようになったと言われています。
また、川には強い力を持つ精霊が宿っているとし、川に近づくことを嫌がります。
アカ族は山の斜面に高床式の家を建てて、親族で共同生活を営みます。
主食は米やトウモロコシで、農業も畜産もおこない、一汁三菜以上の食事が毎回食卓に並びます。また、山間の少数民族でおなじみの虫も貴重なタンパク源として子どもから大人まで好んで食べます。
<アカ族のアニミズムとお洒落>
アカ族には独自のアニミズム信仰があります。あらゆるものに精霊が宿っていると考え、自然をとても大切にしています。
祖先が川辺で疫病にかかったために山岳部へと移動したアカ族ですが、その疫病も「川に宿る強力な精霊のせい」として恐れています。
アカ族の村には鳥居のような門と、男女をかたどった人形が一対まつられています。
対になるものに魔力や神聖さを見出す風習があり、これは刺繍の幾何学模様にも影響を与えています。
このアニミズム信仰に基づき、アカ族の女性は「ウチュ」という銀製の兜を被ります。ウチュにはコインや銀製の装飾、鳥の羽根、ビーズなどが施され非常に派手でインパクトがあります。これはお洒落のためではなく、女性の頭から身体に悪霊が入らないようにするという魔除けの意味合いをもっています。そのため、アカ族の女性は寝る時もウチュを外さないという習慣がありました。
もっとも、現代の若者たちは普段は兜を外していることも多く、伝統的な風習は少しずつ廃れつつあります。
ウチュだけでなく、アカ族の人々はとても色鮮やかな刺繍があしらわれた派手な民族衣装を身にまとっています。刺繍も美しいですが、銀やビーズなどのアクセサリーをたくさん身に付けていて、とてもお洒落です。
このファッションも基本的にはアニミズムに基づいており、魔除けや家内安全のためとされています。
アニミズムが生んだアカ族の個性的なファッションは、私たちの心をくすぐるカラフルで魅力的なお洒落なのです。
<美しく強い女性たちの笑顔を繋ぐ手工芸>
アカ族が暮らす山岳地帯には電気もガスも通っていません。ここでは女性たちが夜明け前から囲炉裏に火を起こし、朝から食事の支度、子どもや家族の世話をはじめとする家事をこなし、畑へ出て農業で汗を流します。そして、家事や仕事の合間の隙間時間で刺繍やアクセサリー作りの手工芸をおこなうのです。
アカ族は女性が生活の中心となり、人々の暮らしを支えています。
男性も、もちろん農作業や畜産業などに従事していますが、女性のサポートに回ることが多く、女性たちの力が強いと言われています。
そんなアカ族の女性は、いつも笑顔を絶やしません。
色彩豊かな民族衣装に身を包み、美しい存在感を放つウチュを被り、朝から晩までくるくるとよく働く彼女たち。一日一日を大切に過ごし、自然と家族に感謝し、笑顔を振りまいて一族の繁栄と絆を繋ぐ姿は、太陽のように光り輝いています。
そんな強く美しいアカ族の女性の手によって丁寧に作られた刺繍には、彼女たちの愛と自然への畏敬の気持ちが込められています。
花や蝶など、自然の美しい姿をモチーフにした刺繍の他にも、印象的で目を惹く幾何学的な模様のデザインがありますが、この幾何学模様には「連続する模様から、子孫繁栄や永遠に続く幸せ」といった意味があります。
アニミズムへの礼賛と、自然の中で美しくたくましく生きるアカ族の人々の魂が宿った刺繍の鞄は、海を越え私たちのもとへと神秘的で魅惑的な興奮を運びます。
<女性のための奇祭”ブランコ祭り”の逸話>
アカ族では毎年「ブランコ祭り」という奇祭が開催されます。
晩夏の頃におこなわれ、その名の通り「村人たちがブランコに乗る」という内容の変わったお祭りです。
ブランコ祭りは4日にわたって開催され、ブランコに乗るのは主に若い女性たちです。
なぜ若い女性がブランコに乗るのか。
そこにはなんともロマンチックな逸話が残されていました。
その昔、地球に初めての人間「スミオウ」という男性が降り立ちました。
スミオウは、一族を増やすために女性を探しましたが、自分しか人間はいなかったため女性を見つけることができませんでした。
そんな中、スミオウが見つけたのは一人の妖精の女性でした。
その妖精の美しさに心奪われ、是非この女性と結ばれたいと願ったスミオウ。願いが通じて2人は結婚し、子どもを設けました。生まれたのは男の子で、その子は再び妖精の女性と結ばれて子どもを授かり、こうして人間はどんどん増えていきました。
こんな逸話がアカ族の中にあり、毎年もともと妖精であった女性たちをねぎらうためにブランコ祭りが開かれているのです。
<アカ族の鞄は妖精からの贈り物>
ブランコ祭りの逸話によれば、アカ族の女性たちはもともと妖精でした。
アカ族の鞄は、明るく朗らかで心優しい妖精たちからの贈り物です。
妖精の力が吹き込まれた不思議な鞄は、持つだけで気分が明るくなり、出かけるのが楽しくなります。
シンプルなモノトーンや無地のファッションに、アカ族の鞄を組み合わせれば一気に華やかで明るい雰囲気になります。
アカ族をイメージしたジャラジャラとしたアクセサリーと組み合わせれば、個性的でエスニックなファッションが簡単に完成します。
ワンポイントとして存在感を放ってくれるため、この鞄ひとつでファッション全体がぐっと引き締まります。
休日のお出掛けに、日々のお買い物や日常使いの鞄として、お洒落を楽しむアクセサリー感覚で、さまざまな使い方を楽しめます。
日本にいながら異国情緒を味わい、日常に旅気分をプラスできる、そんな魅力を秘めたアカ族の鞄。
その昔妖精として男性の心を掴んだ、アカ族のキュートでチャーミングな女性たちからの最高の贈り物を、あなたに。
おわりに
「Salty Island」は「旅する人を応援するブランド」です。
代表の岩田もあなたと同じ「旅する人」の一員でして、日ごろ様々な場所を旅しながら旅に役立つグッズ、思わず旅したくなるモノなどを開発しております。
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